高齢化社会をむかえ、年々整形外科に対するニーズが高まる中、日常診療において多く遭遇する脊椎・関節の変性疾患、また骨粗鬆症と、それに伴う種々の骨折に対して質の高い治療、リハビリテーションを提供しています。また、周辺地域診療所から大学病院までの深いつながりにより、患者様に最適な医療を受けられるよう配慮しております。
専門領域: 当科では、全ての年齢層の患者さまに対して総合的な医療を提供しています。 スポーツ整形外科・小児整形外科・脊椎外科・股間接、膝関節・足部、足関節、手部、手関節、肩関節に対応しています。保存的治療、手術的治療の適応を見極め、他科との連携を密接にすることで、機能の温存、疼痛の軽減に努めています。また、日常生活指導により、疾病の発生を減少させることにも力を入れています。
膝十字靱帯損傷は、スポーツ選手の競技生命に重大な影響を及ぼします。放置しても数週間で症状は軽快するため、そのまま競技に復帰するケースが多いのですが、不安定性により半月板損傷を合併し最終的には変形性膝関節症を引き起こします。当科では膝十字靱帯損傷に対して、膝蓋腱を使用した再建術を行っており、早期のスポーツ復帰を目指しています。
足部、脊椎の変性疾患から小児の骨折、脱臼まで舞鶴子供療育センターとの密接な連携のもと、患児の将来を第一に治療を進めています。
脊椎変性疾患(変形性脊椎症、頸椎症等)と脊椎管狭窄症、化膿性脊椎炎、脊椎腫瘍などに対して、各々の症例の臨床・画像所見基づき、最適な治療法を選択しています。不安定性脊椎に対するインスツルメンテーションを用いた手術、金沢大学にて開発されたT-sawを用いて安全を第一に考えた手術手技により、合併症の頻度も低く安定した成績を得ています。特に、T-sawを用いた完全還納式椎弓切除術では、早期の離床が可能となり、在院日数も短縮されています。
適応を見極めた上で、成人の股関節に対する人工股関節置換術を主に行っています。熟練した手術手技により短時間での手術が可能となっています。人工関節手術においては自家保存血を用いており、感染等の危険の高い同種血輸血は、ほとんど不要となっています。
高齢化社会の到来により、変形性膝関節症による膝関節障害は日常診療で数多く遭遇するようになっています。いたずらに手術をすすめるだけでなく、保存的治療を中心に治療をすすめ、手術的治療に踏み切る時は手術後のフォローアップも念頭に入れ、年齢、活動性に応じた術式を選択しております。主に高位頸骨骨切り術、人工股関節置換術を中心に行っております。長期的にも患者様には非常に満足して頂いております。
外傷、慢性関節リュウマチ 、外反母趾等による足部・足関節部の疼痛に対して、手術的治療も含めて対応しています。
高齢者の転倒により、多く発生するコーレス骨折に対して、機能改善を第一に考えて手術による正確な整復と固定を行っています。また、手根管症候群に対しては、関節鏡視下手術、小切開手術の低浸襲手術により良好な結果を得ております。
高齢者の肩板断裂では、MRI、関節造影により正確な画像診断を行い、臨床症状から適切な治療を選択してます。アスリートの関節唇損傷に対しては、関節鏡を用い低浸襲手術により、早期のスポーツ復帰を目指しています。